杉ちゃんの弟、龍太が初登場したのは62卵性でのこと。
この時、彼はガチレンを通してひとはと知り合い、
そして彼女の
どこか影のある雰囲気に惹かれるのでありました。
が、以後は競演することこそ多いものの、彼女に恋する様子が描かれることは
ほとんど無かったため、もしや設定がフェードアウトしたのかと思ってしまいましたが、
今回、久々に”龍太の初恋物語”が描かれることに!
…ああいや、確かに基本的に私はひとは×矢部っち派ではありますが、
年上のお姉さんに憧れる少年の甘酸っぱい恋のエピソードという奴には
ニヨニヨせざるをえないのですよ。
71卵性の甘酸っぱさは神。
ホワイトデーの今日、ひとはにお菓子を渡すため6-3の教室にやって来た龍太。
幼いなりに意識しているせいか、ひとはを探して教室内を見回す姿が挙動不審で初々しいですよ。
しかしながら間の悪いことに、ひとはは仮病…もとい、頭痛で学校を休んでいたのでありました。
仕方なく龍太はみっちゃんとふたばに届けて貰おうとお菓子を差し出しますが…、
大変だ! みっちゃんがいたいけな少年に悪戯しようとしている!!…わけではなく、龍太がいつものようにガチレンゴッコをしに来たと思った2人が
ひとはに代わって怪人役を引き受けたんですね。
しかし普通ならこんな幼稚な遊びには付き合いそうにないみっちゃんが結構乗り気なのが印象的。
曲がりなりにも長女なだけあって、年下の子に対しては案外、面倒見が良いみっちゃんでありました。
まぁこの顔と手つきは完全に別ベクトルの悪役ですけどね。痴女なの?案の定、
貞操の危機を感じた龍太はダッシュで逃走。
さて、杉ちゃん他一名が吹き出したのは龍太を引かせたからか、はたまたみっちゃんが痴女だからか。
みっちゃん達から逃げ出した龍太は矢部っちの元へ。
矢部っちもひとはが休みでガチレン談義ができず寂しかったのか、
龍太が来てくれてとても嬉しそうです。
だがひとはにホワイトデーのお菓子を渡しに来たと聞くと態度が一変!
うん、そりゃ嫁が他の男にチョコを渡していた事を知ったらショックだよね!バレンタインチョコを貰えるようなモテ男が
(たとえ小1でも)気に食わない矢部っち。
しかし、龍太が別にチョコを貰ったわけではないと知ると、
再び嬉々としてガチレン話に花を咲かそうとするのでありました。
二重の意味でダメな大人だね!…もっとも、龍太の場合メグちゃん(66卵性参照)あたりから普通に貰ってそうですが。知らぬが仏…。さて、先ほどの件で完全に龍太の信用を無くしたみっちゃん達。
矢部っちも彼女たちに頼めばいいと提案するものの、
龍太は勢い余ってお菓子を破壊するふたばと喰らい尽くすみっちゃんを想像して断固否定!
あ〜…、一応、2人の名誉のために言っておくと、
ふたばは最近はめっきり破壊活動を行わなくなりましたし、
みっちゃんもさすがに全部はつまみ食いしないはずです、…多分。
対して、未だガチレンゴッコの事だと思い込んでいるみっちゃん達は、
悪役としての迫力が足りなかったから拒否されたのだと思い
(まぁ、ひとはの迫力には誰も敵わないからねぇ)、
再び気合いを入れて龍太に襲いかかりますが、
みっちゃんの台詞がよりによって
「粉々に噛みくだいてくれよう!!」だったものですから
龍太に食欲獣のレッテルを貼られてさらに引かれる始末。
そんなわけで、
ふたばと食欲獣ミツバ92K
(これじゃ特撮というよりマジンガーだ)の魔の手を恐れた龍太は
矢部っちに一緒に丸井家に行ってくれと頼みます。
…いや待て、矢部っちは龍太にとってガチレン仲間である以前に恋敵だったはず。
(71卵性・122卵性参照)
その彼に頼むとは、もはやライバルだと見られていないということですか!?
いけません、これはひとは×矢部っち派としてはゆゆしき問題ですよ!
一教師として暖かく見守るのも良いですが、
やはり矢部っちはもっと積極的に打って出るべきだと思います!
出番も減り気味だし。
…というか、考えてみたら他に頼めそうな知り合いと言えば、
・杉ちゃん…人選としては問題無いけど、肉親に恋模様を知られるのは恥ずかしいよね!
・吉岡…他人の恋愛について妄想&暴走しまくる彼女に頼むのは危険。
・宮下…ひとはとの相性が悪すぎる。さらに速攻で恋愛相談をバラした前科アリ。
・千葉氏・しんちゃん…サンタとしての面識しか無かった気がする。
・悪い魔女…ホワイトデー終了に全力を尽くします。
…うん、やっぱりたとえ恋敵でも矢部っちが適任でしたね!
それはさておき、
龍太と同行するため校門で彼を待っていた矢部っち。
しかし彼は、横を通り過ぎて行ったチーム杉崎の会話から、
龍太が持っていたお菓子が、
実は杉ちゃんが渡し忘れたバレンタインチョコの代わりに
龍太にプレゼントするため手作りした物であることを知ってしまいます。
生徒思いの矢部っちですから、この事実を聞かなかったことにする事はできません。
無論、杉ちゃんが龍太に内緒で作っていたのに、それを自分がバラしてしまうような真似もできません。
さらに口車でうまく龍太を丸め込むような真似は
絶対できません。
結果、何とか龍太にプレゼントを思いとどまらせようとはしてみたものの、
言葉に詰まった矢部っちは龍太に食欲獣の一派と思われ逃げられる羽目に。
丸井家に向かって一人駆け抜ける龍太。
だがそこにふたばと食欲獣ミツバ92K
(92Kは彼女の公式体重です)が再び姿を現したッ!
龍太はみっちゃんを押しのけて突破をはかるものの、
相手は6-3の相撲チャンピオン。彼ごときの力ではビクともしません。
…かと思いきや、突然みっちゃんが叫び声を上げて倒れた!
(注:ガチレンゴッコですよ)
いきなりの事態に戸惑っている暇もなく、今度はふたばが彼の前に立ち塞がる!
ふたばを止めようと左手をかざして叫ぶ龍太。すると、本当にふたばの動きが止まった!
さらに動こうとしても金縛りにあって動けない様子。
(注:ガチレンゴッコですってば)そこで龍太がかざした手を横に振ると…、
なんと、ふたばがふっとんだ!!
(注:ガチレンゴッコで他人の家の壁を破壊してはいけません)自身の秘めたる力の発動に驚き、打ち震える龍太。
これをきっかけに彼が邪気眼に目覚めたりしないか心配でなりません。
そんな彼らの様子をスーパー帰りのひとはがしっかりと目撃していました。
って、仮病を使って家事をしていたのかこの子は…、なんと健気な…。(ホロリ)
予想外の恋のお相手の出現にテンパってしまったのか、
龍太は「こ…これを喰らえ!!」とひとはにお菓子を投げつけてしまいます。
結果、
毒入りのお菓子を食べたことによりひとは死亡!
(注:無論ガチレンゴッコですよ)
しかし龍太に死んだと断言までされるとは、ひとははどれだけ迫真の演技をしたというのか。
さすがはひとは、妥協を許さぬガチレンゴッコの求道者よ…。